必要条件、十分条件のマスターへの道(その②『実践編』:「2で割れる数」は「4で割れる数」のOO条件)
さてさて、前回のベン図の図式はばっちりかな!?
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今回は、実践編。
問題:「2で割れる数」は「4で割れる数」のOO条件
について、考えるよ。
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<ポイント>
・よくわからないものは、別の言葉に置き換える。
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1.問題を別の言葉に置き換える
2.大きいくくりを見分ける
3.具体的な数字を入れて正しいベン図を見分ける
4.日本語に置き換えて図を理解してみる
5.答え
1.問題を別の言葉に置き換える
さっそく、置き換えてみよう!
「2で割れる数」→「2の倍数」
「4で割れる数」→「4の倍数」
つまり、問題は・・・
「2の倍数」は「4の倍数」のOO条件。
という問題にかわるね。
2.大きいくくりを見分ける
次に、①、②の真偽を考えるよ。反例があるかを考えてね。
①「2の倍数」→「4の倍数」:「2の倍数」なら何を選んでも「4の倍数」になる。という意味!
②「2の倍数」←「4の倍数」:「4の倍数」なら何を選んでも「2の倍数」になる。という意味!
「どっちも正しいような・・・^^;」
「よくわからないな~」
そんな時は、反例を考えてみよう!!
3.具体的な数字を入れて正しいベン図を見分ける
偶数を考えてみよう。
2,4,6,8,10
これらで、
「6」などは、ポイントだね!
「6」は「2の倍数」だけれど、「4の倍数」では無いからだよ。
では、
反例:「6」はどちらの図式が正しいかな ?

①は「6」は「2の倍数」だけど、「4の倍数」でない。
②は「6」は「4の倍数」だけど、「2の倍数」でない。
「なるほど!!」^0^//
それなら、正しいのは・・・
①だね。
「 まあ、それはわかったけどこれは、必要条件なの?十分条件なの?」
そう思うよね。^^
ちなみに問題は、
「2の倍数」は「4の倍数」のOO条件。
だったね。(主語:「2の倍数」)
4.日本語に置き換えて図を理解してみる
図ではこうだったね ^-^/
ではでは、日本語の例に置き換えてみましょう。^^v
これは、「お菓子」と「プリン」でいうと、
「お菓子」=「2の倍数」
「プリン」=「4の倍数」
主語:
「お菓子」
「2の倍数」
なので、この場合
に文が正しいのを
2つ選べば・・・
①「お菓子」という属性は、「プリン」を十分満たしている。
②「お菓子」という属性は、「プリン」にとって必ず必要な条件。
③「プリン」は、「お菓子」という属性を十分満たしている。
④「プリン」は、「お菓子」という属性にとって必ず必要な条件。
②と③で、
主語が「お菓子」なのは、
②。
これを、
「お菓子」=「2の倍数」、
「プリン」=「4の倍数」に置き換えると・・・
②「お菓子」という属性は、「プリン」にとって必ず必要な条件。
②「2の倍数」という属性は、「4の倍数」にとって必ず必要な条件。
だから、
答えは・・・
5.答え
「2で割れる数」は「4で割れる数」の必要条件
なんだね!!^ ^
どうかな?これで、バッチリ!?
(慣れてくるとベン図を見ただけで、必要条件か十分条件か見分けられるようになるよ。)
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