2022年1月13日木曜日

数ⅡB:群数列:マスターへの道その① 群数列の考え方

数2B:問題:{an}の群数列が以下のように与えられている。第x群の最後の項のamのmを求めよ。

a1  |a2 , a3| a4 , a5 , a6|・・・|・・・|ak , ak+1, ・・・,am|

第1群|第2群 | 第3群  | ・・・ | ・・・ |    第x群    | 

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何じゃこの群数列!?難しい!って思いますか?

一つ一つみていきましょう!


解説)

これは、第1群、第2群、・・・、に含まれるものを並べるとこうなるね。


第1群:a1・・・1個

第2群:a2 ,a・・・2個

第3群:a4 ,a5 ,a6・・・3個

第x群:ak, ak+1, …,am・・・x個


次に、第x群の最後の項のmの数字を知るために、

まず具体的に考えてみよう。


第3群の最後の項は”a6”だけど、この6はどこからきているのかな?

それは、

(第1群の項数)+(第2群の項数)+(第3群の項数)

=1+2+3=6

と、第1群から第3群の項数の和から来ているね。


では、第x群の最後の項ammの数はどうやって求められるかな?

同じように、

(第1群の項数)+(第2群の項数)+・・・・+(第x群の項数)

 =1+2+3+・・・+(x - 1)+x = m  

だね。


つまり、

第x群の最後の項のamのmは、

(第1群の項数)から(第x群の項数)までの和

となるんだ!!


今回は群数列の区切りかたが、等差数列になっているね。(別の数列の区切り方もある)

では、mを求めてみよう。

 m = 1+2+3+・・・+(x - 1)+ x 

だから、

mは、初項a=1、末項ℓ=x、項数n=x の等差数列の和

等差数列の和の公式は、

S= n(a+ℓ) 2

なので、代入すると


m=x(1+ℓ)2


となるんだね。

お疲れ様でした。

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